稲荷山古墳(二子塚古墳)

阪急宝塚線石橋駅のすぐ近くに古墳があることをご存知ですか。これが稲荷山古墳(二子塚古墳)である。この古墳は標高43 〜45b、住宅街が広がる真ん中にあたかも島を思わせるように小高い山として残っています。墳丘の頂上に稲荷神社が祀られている事から、新家稲荷山古墳とも呼ばれています(実際見に行った時赤い鳥居があった)。以前は朝鮮の親羅によく見られる双円墳に似た古墳ではないかと思われていましたが、調査の結果前方後円墳の可能性が高いと言われています。築造時期 6世紀中頃と考えられています、石室が二っ有り、東側は分かりにくくなっていますが、西側の石室は両袖式の横穴式石室として良く残っております。全長6.72b、玄室の長さは4.5b、玄室の高さは1.68b、玄室の幅は1.54b、石室の構造はゆるやかな持ち送り式です。玄室の天井石は4枚で構成され、羨道(センドウ)の天井石は1枚が残っています。誰が葬られていたかは不明ですが、土地の豪族か有力者の墓であったと思われます。

○所在地

大阪府池田市井口堂1-5

駐車場はありません
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