宇保古墳

猪名津彦神社の境内が古墳跡となっています。標高25mの平地に築造された古墳です。「この古墳は慶長17年に発掘して出土した遺物を伊居太神社門外に埋葬した」と記録も残っており、その際には人骨も出土しました。境内はやや円形をとどめているところから径30mの円墳と推定され、今も巨石が散在しています。その石が横穴式石室であったとしますと、五社神社内にある鉢塚古墳との関係があるかも知れません。鉢塚古墳に埋葬された豪族の後を継いで、この地を支配した豪族が埋葬された古墳かも知れませんが、現在のところはっきりした事は分かっていません。平成2年の市教育委員会の調査で、幅6m、深さ1mの周壕があった事も分かりました。

大阪府池田市宇保町
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