大念仏寺

大念仏寺は、大阪府大阪市平野区にある寺院。融通念仏宗総本山。山号は、諸仏護念院大源山。創建は大治2年(1127年)とされ、日本最初の念仏道場である。本尊は十一尊天得如来(絵像)。「十一尊天得如来」とは融通念仏宗特有の呼称で、阿弥陀如来と十菩薩の絵像である。 比叡山の天台宗の僧の良忍が、大治2年(1127年)鳥羽上皇の勅願により開創した。
摂津国住吉郡平野庄(現・大阪市平野区)の領主の平野殿坂上広野の私邸内に建立した融通念仏の道場の菩提所・修楽寺の別院が前身。
その後、寺勢は振るわなかった。永享元年(1321年)に第7世・法明が中興して寺域を拡大して、伽藍を整備したが、度重なる兵火に遭い荒廃した。
第43世・舜空が大堂を建立した。元禄年間(江戸時代前期)には、第46世・大通が諸堂を再建するとともに、法儀の用具を完備して、融通念仏宗の本山として現在に至っている。
境内地は24000u(約7300坪)、30余りの諸堂がある。
本堂は、大阪府下最大の木造建築である。開祖である良忍上人が京都の大原で修行中、唱える念仏が美しすぎるため近くの滝の轟音がかき消されてしまうといったエピソードがある。 現在でもその滝は“音無の滝”として広く知られる。
○行事
融通念佛宗の寺院・壇信徒の自宅などに、本尊(十一尊天得如来(掛け軸))を奉持して先祖供養を行い、家内安全・身体堅固の祈祷をする本尊(如来)御回在が行われる。
毎年5月1日〜5日に行われる「万部おねり」は大阪市指定無形民俗文化財に指定されている。 25人の菩薩が娑婆(外側)から極楽浄土(本堂)に練り歩き、絢爛豪華な来迎の世界を体現している。
○拝観時間等
山内の拝観はご自由にできます。拝観料無料。
問合せ先 電話06−6791−0026(代表)
【拝観時間】 午前9時30分から午後4時30分まで(午後5時閉門)
【拝観料】 無料
【駐車場】 無料駐車場あり。
台数に限りがございますのでなるべく公共交通機関をご利用ください
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